THE FOREVER YOUNG
聖者の行進
SURCD-025
2018.5.2
THE FOREVER YOUNGが熱量はそのままにより幅広い客層の胸の奥をノックする良質なメロディーを詰め込んだ新作を完成させた。牛丸ありさ(yonige)による彼氏からの手紙のポエトリーリーディング「誓いの詩」から幕を開ける本作は、青春駆け抜けよろしく2ビートと一度聞いたら誰もが口ずさめるメロディーが爽快の「さくらの時」、ライブでフロアの乱痴気騒ぎの画が想像できる54秒にエバヤンを詰め込んだシュートチューン「終わらない旅」、冒頭の機材車のエンジン音からあなたの街に迎えにいくとまさにツアー中のテンションをそのまま詰め込んだ「夢だけに酔っていたいぜ」、ここ最近ようやくアコースティックギターを弾けるようになってきたクニタケが初期衝動をそのまま一発録りで弾き語る「小郡駅」、長年連れ添った彼女と別れた実体験をそのままに想いを込めた「12月15日」、淡く儚く叶わない恋を妄想しながらときめかせる胸キュンソング「ひみつとデート」の全7曲。47都道府県をまわった前作「また逢える日まで」のリリースツアー中に各地のリハーサルスタジオにこもってストイックに作成した今作は、ツアー中ということもありライブ感と人間の生々しさがよりにじみ出たまさにエバヤン節全開の作品となっている。